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かすみのスピリチュアル・ジャーニー

かすみのスピリチュアル・ジャーニー

さいごに

 燃えつきの症状は性格から来たものではない。

 症状は体の病気と同じであるといわれる。

 そのときは、義理とかすべて捨てて、休むしかない。

 じっくり休んで、現場に戻り、病む者の痛みを知り、
より素晴らしい援助者となられる方もいらっしゃると思う。

 そして、ある人は、全く別の仕事や生き方を選ばれるかもしれない。


私は現在臨床から離れている。

 現場で大変な中、頑張っておられる方は素晴らしいと思うし、
現場で仕事をしながら、自分をケアしていく方法もあると思う。

 私自身は、白衣を着てではなく、自分らしい、無理のない
やり方で、今まで学んだことを発信していき、それが誰かの力に
なればいいと思っている。

そして、それぞれの人が、それぞれの場所で、
幸せな人生を歩みながら、助け合って生きていくことを
願っている。

 どちらが正しいとか、どちらがえらいとか、争ったり比較する
世界ではなく、私も素晴らしいし、あなたも素晴らしいという
世界である。

 何か行動を起こすときに、自分がなぜこの仕事をしているのか、
なぜこの活動をしているのか、自分のしていることの奥にある目的を
忘れないで、いつも確認しながら生きていきたい。

 私にとって、それは「自分が幸せでいること」であり、
その上で他の人の幸せにつながることをしていくことである。

 自分の心に添わないことはできるだけしない。
 
 そうすることができる今の生活に感謝しながら生きている。

 もう死にたいとは思わない。
 もっと生きたい、そう思っている。

 感情は重さを持っている。

 感情は抑えれば、消えていくのだと思われているが、
そうではない。感情は心の中にたまっていく。

 その重さに耐え切れなくなるとき、人は心を病む。
 
 同時に、その人の思考や価値観、信念が、その人を縛り、
ある決められた生き方を強いる。

 重い荷物を背負ったまま、決められた道を黙々と歩く。

 途中、寄り道したくなっても、軌道修正したくても、
疲れて休みたくても、許されない。そんな旅をは、楽しいだろうか。

 もっと、楽しんで生きることができる。

 もっと、わくわくしならがら、旅をすることができる。

 時にはがんばってもいいし、がんばらなくてもいい。

 もっと進みたかったら進めばいいし、休んでいたかったら、今の景色を楽しみながら、いつまでだって休んでいてもいい。

 あせったり、じたばたしてもいい。

 前の場所が好きなのなら、また、戻ってもいいし、
別の場所へ行ってみたければ行ってもいいし、
今のところへ戻ってもいい。

 あなたの旅なのだから、あなたの好きなように、
好きなところへいけばいいのだ。

 あなたが命の最後の日を迎えるとき、「楽しい旅だった」と
思えればそれでいいのだ。

 明日はどんな一日になるだろうか。

 あなたの明日が、素晴らしいものでありますように。
 
 幸せに包まれて、心があったくて、やさしい気持ちで
いられますように。

 あなたは一人ではありません。

 同じように苦しんでいる人たち、そして、苦しみから新しい生き方を
しようと小さな一歩を踏み出そうとしている人たちと、この瞬間、
つながり、響きあっているのです。




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